ろう学校と日本手話 奈須りえ(なすりえ) 大田区 区議会議員
活動報告バックナンバー バックナンバー一覧 ホーム

印刷用ページ 印刷用 (別ページで開きます) 戻る戻る   進む進む
2003 年 6 月 16 日    
ろう学校と日本手話
〜人権救済申し立て〜
 ろう学校で使う言葉は何だと思いますか?
 
 「手話」
  そう思いますよね。ところが、違うのです。ろう学校では、主に、口の動きで言葉を読み取る口話と日本語対応手話で教育がなされています。
 
 「日本語対応手話」
 また、聞きなれない言葉ですよね。実は、手話には、日本語対応手話と独自の文法を持つ「日本手話」があります。日本語対応手話の文法は、日本語と同じです。話し言葉に対応して手を動かしていくことで、コミュニケーションをはかります。それに対して、日本手話は、それ自体が、一つの言語として文法を持っています。ろう者にとっての母語は「日本手話」なのです。

 5月27日ろう学校の生徒とその親107名が、
『現在のろう学校の教育は、口話教育が主流である。子どもたちはその方法では理解できない。独自の文法を持つ日本手話で授業をしてほしい』と日本弁護士連合会を通じて、人権救済の申し立てをしました。

 私の友人の子はろうです。
 以前みたドキュメンタリーフィルムに出てくるろう児の親が、子どもに人口内耳をつけることを選ばなかったのが、どうしても理解できなくて、そのことについて質問をしたことがあります。
 その時に
    ◎ろう者の母語は日本手話である
と聞いて、目からうろこが落ちたような気持ちになりました。
 それは、私が、子どもに第2外国語として英語を学ばせようとした時に、母語をしっかりと身に付けさせなさいと言われていたからです。日本語がちゃんとしていない人が、英語を身に付けることはできない。それは、ごくごく当たりまえのことです。
 
 ろう者は、音声からではなく、手の動きで表現するわけですから、聴者と異なった言語表現になって当然です。言語は文化です。ろうにはろうの文化があるのです。
 
 これまでの教育は、ろう者を聴者に近づけるため、口の動きを読み取り、発音の訓練をする教育でした。しかし、ろう者は聴者にはなりません。

★「勉強がわからないのではなく、何を言っているのかわからない」
★「(日本手話を使って)夢や意見を言いあって友だちといっぱいおしゃべりしたい」

 ろうの子どもたちの声にこたえてあげたいと思います。



バックナンバー 最新20
1126 金融危機や不動産不況と大田区政
1125 大田区都市計画審議会がスーパーエコタウン事業について否決
1117 「景観と住環境を考える全国ネットワーク」全国集会/福岡
1113 呑み川に係る区民と大田区の協議会/第二回
115 第一回おおたユニバーサル駅伝
1026 「西馬込車両工場跡地」開発予定事業者決定
1015 平成19年度の大田区の決算に対する討論
1014 人権擁護委員の推薦について/当日送付!当日議決?
1010 大田区政のコンプライアンス
108 大田区西地域行政センター売却
106 大田体育館隣接地の購入の問題について
105 大田区の土地売買について(その@)
104 不明瞭な土地売買事例からみる大田区政の透明化コンプライアンス
913 「外国からの子どもの教育支援を考えるフォーラム2008」
95 社会福祉法人杜の会を視察して
93 NPO大身連夏期研修会「後見人制度について」に参加して
91 都心川めぐりツアーに参加して
826 大田区役所が手狭に=256uを122万/月で賃借
825 放置自転車対策
818 飛散性アスベストのある建物の安全な解体工事のための課題
813 もったいない!何故?大田清掃工場は耐用年数未満で建て替え!!

バックナンバー一覧へ 一覧へ戻る ホームへ ホームへ戻る 戻る戻る   進む進む
当サイトの著作権は奈須りえ(なすりえ) 大田区 区議会議員 にあります。