食品リサイクル 奈須りえ(なすりえ) 大田区 区議会議員
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2004 年 2 月 6 日    
食品リサイクル
〜コンビニエンスストアでは〜
 食品リサイクル法でリサイクルを義務付けられることになる事業者が、2年後に迫った食品リサイクルについて、どのように考え、準備しているのかを、某コンビニエンスストアの環境関係の部署の方にうかがいました。(食品リサイクル法については、過去の活動記録を参考に)

 その内容は以下のとおり。
●現在、事業系一般廃棄物については、各店舗が費用を負担して業者に委託し、排出している
●平成14年から、都の要請により、義務ではないが、一般廃棄物の分別をしなくてはならなくなり、各店舗ともに、対応している。廃プラスティックと可燃ごみに分別。分別作業は、各店舗とも人の手で行なっている。
(もし、食品リサイクル業者が、分別せず改修すると言うと、店舗にとっては人件費の削減になり、大きな魅力のはず)
●食品リサイクル法の規定については、知っている。ただし、コンビニエンスストアの場合、直営店のみで良く、各オーナー店舗(=フランチャイズ店)に対する法的縛りは無い。しかし、顧客にとっては、どちらも同じ系列のコンビニエンスストアであり、今後は、各店舗オーナーに説明をしながら本社の意向を伝え、協力を要請していく予定。その過程で、どういったリサイクルを選ぶのか決まってくる。
●現在、リサイクル業者は、ある程度の数あるが、実際稼動し、リサイクルに対応できるのは少ない。リサイクルの内容や業者を選択できる状況ではない。
●食品リサイクルして出来た肥料は、塩分・油分を多く含む場合が多く、そうした肥料は、肥料としての質が良くないので使われていない。全体数から見れば、リサイクルによって作られた肥料が使われているケースはわずか。廃棄しているものも多いと聞いている。
 
 こうしたやり取りの後、食品ごみの飼料化についてどのように考えるかをうかがうと、
●食べのこしを家畜の餌にすることは、昔から私たちがしてきたことだが、コンビニエンスストアの食品廃棄物については、包装材のこともあり難しい。
 という答えがかえってきました。

 2年後の食品廃棄物の20%をリサイクルするという目標値をクリアするためには、現在の受け入れ態勢では、到底間に合わないようです。エコタウン内の食品ごみ処理プラントを使うことで、その20%の目標値が達成される計算になります。
 エコタウン内の食品ごみは、ひとつがエネルギー化、もうひとつが家畜(鶏や豚)の飼料化です。約1/2は、餌になっていくのだとすると、私たちは、私たちの食べ残しを餌にすることの問題性について、もっと充分に考えていかなければならないのではないでしょうか。
 今回のコンビニエンス本部は、各店舗への啓発に積極的でした。法律を作っても、ただ、目標数値だけ達成することにとらわれて、本来、何のためにリサイクルをしているのかが抜け落ちてしまいがちです。
 
 リサイクルをすることばかり話していますが、結局のところ、食べ残しを出さないことが一番大切なことです。私たちの食生活についても、考えていかなければならないと感じました。

 
 


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