CSRの勉強会の質問から 奈須りえ(なすりえ) 大田区 区議会議員
活動報告バックナンバー バックナンバー一覧 ホーム

印刷用ページ 印刷用 (別ページで開きます) 戻る戻る   進む進む
2004 年 6 月 9 日    
CSRの勉強会の質問から

 CSRの勉強会のあと、次のような質問を受けました。タイミングよく、斎藤槙さん(CSRのコンサルタント)とお会いする機会があったため、うかがってきました。

【質問】 
 よく企業の社会的責任の第一番目は、従業員の雇用を守る事 といわれます。日経に安い人件費などを求めて工場を中国や南米に海外に進出している中、アメリカでの雇用(=工場をアメリカからださない)にこだわっていたリーバイスが、GAPなどの価格競争に負けて、赤字をだし、工場を閉鎖せざるを得ない状況になったという記事を見ました。「CSRの先駆的な会社として有名なリバースが、アメリカにこだわった結果、何人もの失業者を出してしまった。このことで、CSRに疑義をとなえる動きがでている」ということで締められていたように思います。この関係をどう捉えるのかが、わからないのです。

【答え】
 例えば、子どもの労働という部分で、問題があるといわれていたナイキですが、そもそも、国内から海外移転し、自国の雇用に対する責任を持たないで何がCSRなのかという発想は、今、失業率が上がっているアメリカに生まれてきているそうです。

 ウォルマートなども、輸入額の10%をウォルマートが占めているといわれていますが、実態は、海外移転による安い労働力の賜物が、エブリデイロープライスにつながっているわけで、そうした部分に批判が集まりつつあります。

 今後は、国内雇用を確保しているために、結果として価格が上がってしまった商品に、その理由をつけて売ることがCSRを果たしている企業として支持されていく風土は出来上がっており、そうした企業が支持され、また、商品やサービスが売れていくと斉藤槙さんは考えていらっしゃいます。

 そうなって欲しいものだと思います。
 
 MBAを取得し、大企業に就職しCEOを目指すのがエリートだと思っていたのが、エンロン事件や9.11以降を境に、トップの私利私欲のために利用されていたのでは、と気付き働き方の選択が変わってきています。 
 現在では、MBAを出た若者たちは、大企業からCEOへの選択ではなく、社会をよくしようとするビジネス=NPOや弁護士etc・・などに着くことが多くなってきているそうです。

 ライフスタイル(=LOHASUと呼ばれている)が変わってきていて、こうしたライフスタイルを志向することがCSRであるといった形に変わってきています。

 子どもの労働についても、単に雇用しない、撤退することがCSRとして認められるのではなく、リーボックなどは、子どもの雇用が問題になった時に、工場の横に学校を作り通わせて、15才以上になった時に採用するということまでやってのけたそうです。実際子どもを雇用してはだめだといえば、困るのは現地の人たち。

 このリーボックの事例に、私自身、大変驚くと共に、更にCSRについての可能性を思い、今後も引き続き学んでいきたいと考えています。




バックナンバー 最新20
1126 金融危機や不動産不況と大田区政
1125 大田区都市計画審議会がスーパーエコタウン事業について否決
1117 「景観と住環境を考える全国ネットワーク」全国集会/福岡
1113 呑み川に係る区民と大田区の協議会/第二回
115 第一回おおたユニバーサル駅伝
1026 「西馬込車両工場跡地」開発予定事業者決定
1015 平成19年度の大田区の決算に対する討論
1014 人権擁護委員の推薦について/当日送付!当日議決?
1010 大田区政のコンプライアンス
108 大田区西地域行政センター売却
106 大田体育館隣接地の購入の問題について
105 大田区の土地売買について(その@)
104 不明瞭な土地売買事例からみる大田区政の透明化コンプライアンス
913 「外国からの子どもの教育支援を考えるフォーラム2008」
95 社会福祉法人杜の会を視察して
93 NPO大身連夏期研修会「後見人制度について」に参加して
91 都心川めぐりツアーに参加して
826 大田区役所が手狭に=256uを122万/月で賃借
825 放置自転車対策
818 飛散性アスベストのある建物の安全な解体工事のための課題
813 もったいない!何故?大田清掃工場は耐用年数未満で建て替え!!

バックナンバー一覧へ 一覧へ戻る ホームへ ホームへ戻る 戻る戻る   進む進む
当サイトの著作権は奈須りえ(なすりえ) 大田区 区議会議員 にあります。