プラスチック焼却とサーマルリサイクル 奈須りえ(なすりえ) 大田区 区議会議員
活動報告バックナンバー バックナンバー一覧 ホーム

印刷用ページ 印刷用 (別ページで開きます) 戻る戻る   進む進む
2006 年 9 月 21 日    
プラスチック焼却とサーマルリサイクル
〜第三回定例会代表質問【清掃事業】B〜
 焼却ではなくリサイクルであるといいますが、環境省が見込んでいる熱回収率も10%程度です。
 90%以上のエネルギーが無駄に捨てられることになる熱回収が果たして「リサイクル」と呼べるのでしょうか。

 熱と電力の両方、あるいは熱だけを回収するヨーロッパのごみ焼却炉は、熱とエネルギー双方の回収率が75%以上ときわめて高い効率です。給湯配管を敷設して地域暖房や厨房・風呂などに温水を活用し75%以上の熱回収をしているドイツなどと日本のごみ焼却炉とは大きな開きがあります。
 ちなみにドイツではごみ焼却を原則として禁止しており、ごみを焼却する場合は75%以上のエネルギー回収を義務付けていますが日本にはドイツの基準に適合する都市ごみ焼却施設は一基もありません。

 プラスチックを焼却すれば、環境への影響や安全性の問題が生じるとともに、薬剤など公害防止の維持管理費も増大することが予想されます。現在、大田第二工場は、プラスチックを燃やしています。そのため第二工場の排ガス中に含まれるダイオキシン濃度は他の工場の濃度より二桁=100倍以上も高い数値を示しています。可燃ごみにプラスチックが含まれることになれば、現在可燃ごみを焼却している清掃工場の排ガス中に含まれるダイオキシン濃度は、第二工場と同じになるとはいえませんが、少なくとも現在のダイオキシン濃度よりも全工場ともに高くなることが容易に予想できます。

 また、廃プラスチックに限らずごみを燃やすということは二酸化炭素をはじめ窒素酸化物などの温室効果ガスの排出が促進されるということで、焼却の拡大は地球温暖化の促進にもつながります。日本は昨年2月に発効した京都議定書に基づいて6%の二酸化炭素の削減が義務付けられていますが、廃プラスチックを焼却すればこの方針に反することになります。


バックナンバー 最新20
1010 大田区政のコンプライアンス
108 大田区西地域行政センター売却
106 大田体育館隣接地の購入の問題について
105 大田区の土地売買について(その@)
104 不明瞭な土地売買事例からみる大田区政の透明化コンプライアンス
913 「外国からの子どもの教育支援を考えるフォーラム2008」
95 社会福祉法人杜の会を視察して
93 NPO大身連夏期研修会「後見人制度について」に参加して
91 都心川めぐりツアーに参加して
826 大田区役所が手狭に=256uを122万/月で賃借
825 放置自転車対策
818 飛散性アスベストのある建物の安全な解体工事のための課題
813 もったいない!何故?大田清掃工場は耐用年数未満で建て替え!!
722 十分にリサイクルしなければ増える温暖化ガス
715 改正建築士法で耐震偽装は防げるか
78 大田区体育館解体工事・アスベスト除去工事説明会
76 「呑川からウナギがいなくなる!」
624 23区のプラスチック焼却による温暖化ガス排出増のテレビ取材
616 公文書保存基準と情報公開のありかたについて
613 【代表質問から】その他プラスチックのリサイクルコスト
611 「大田区におけるアスベスト健康調査報告書」について

バックナンバー一覧へ 一覧へ戻る ホームへ ホームへ戻る 戻る戻る   進む進む
当サイトの著作権は奈須りえ(なすりえ) 大田区 区議会議員 にあります。